Twitter買収、マスク氏の新たな野望の始まりか

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Twitter買収によって、イーロンさんは同社を非公開にする予定です。

前記事でも今回の買収事案を取り上げました。

私はLBOなのだから「利益目当て」だろうという論考で記事をまとめました。

しかし色々見てみると一概にそうはいえず、もっと別の理由もあるのでは?と思った次第です。

Twitterを死なせない

イーロンさんは買収前は「9%」を保有する大株主でした。
「15%」を超えない保有比率でキープするような口ぶりもありました。

しかし、イーロンさんと現職の取締役で折り合わず、結局「経営権」を奪う方向になりました。

イーロンさんは「Twitterは死ぬのか」というツイートを4月9日にしています。
Twitterを「公共広場」と捉え、「言論の自由を守れていない」としています。

こちらの意見についてはtwitter上でアンケートを実施。
多くの回答者が賛成、つまりツイートを監視されるTwitter環境を利用者は「良し」とはしていない
ということを確認しています。

ここにかなり感触を持ったのではないでしょうか。

買収に否定的だった取締役

イーロンさんの株式保有に対して、当初は取締役会は否定的でした。

非公開化も阻止する構えでした。

これに対して、8000万人越えのフォロワーにアンケートを取ったのはイーロンさん。

「非公開にするのは、取締役ではなく株主が決めるべき」YesかNo・・・

イエスはなんと80%を超え、イーロンさんによる買収を肯定しています。
取締役の1人で創業者のジャックドーシー氏も「取締役会が機能していない」と非難している状況。

ポイズンピルと言われる、対象者の株式希釈化を狙った方法を採用しようとした取締役は結局、
買収を承認。今まさに最終調整中。後日、株主に承認を得るわけです。
もちろんSEC(アメリカの公正取引委員会)からも何かあるかも?ですが、あまり懸念はありません。

より大きな夢のために

イーロンさんは総資産が2650億ドル(約30兆円ですか)

もうこれは利益どうこうというレベルではない、と思います。

彼はよりプラットフォーム、言論の自由、
そして更なるコミュニケーションの発展を望んでいるように見えます。

「買収が成功すれば、役員給与は0。年300万ドルの節約になる」

こんなこともツイート。なんという皮肉。

ジャックドーシ氏やイーロンさんレベルになると、
経営につきつつ、役員報酬が0というのはあるにはあるが他の役員はしっかりもらいます。

まるで、無能な連中に払うくらいなら私の方がコスパよくないですか?と言わんばかり。

これは富裕層を敵視、あるいはプラットフォーマーに対して批判的な人々に対する
調整策かもしれません。(批判をかわしたい思惑)

とはいえ、効果はあるでしょう。

低賃金な労働者、若者たちには、富裕層に対する嫉妬・怒りなんてものがあるでしょうから
イーロンさんのこういった発言は「良い人」に映るかもですね。

プランBまで持ってた

TEDトークで、「プランBがある」といったイーロンさん。

買収を拒否された場合、代替え案を使って経営権を手に入れるという自信もあったようで。

元々15%ほどまで株式保有比率を高める予定だったわけで、
他の投資家と組んで保有していけば、持ち合いで過半数を奪えます。

とにかく、Twitterの経営・利益モデルを変革して「いける」確信を持っている。
それほどTwitterが魅力的に写っているということでしょう。

ここまでされると現職の取締役ももう引けません。
ましてや他の友好的で魅力的な買い手が現れません。

株主は良いプレミアム(株価に上乗せした買取価格)を提示されています。

これはもうイーロンさんの提示を受けるしかありませんね。

イーロンさんの展望か

すでにイーロンさんは

テスラ

スペースX

ボーリングカンパニー

という異なるビジネスが軌道に乗っています。

電気自動車、宇宙開発、トンネル掘削。

これはもうぱっと見どこかの工場開発かブルーカラー労働ですが
彼がかねてより「火星に移住」を唱えていることを考えると、
そのための準備にも見えてしまいます。

テスラにはトラックがあります。
見た目は完全にテラフォーマーズで見るやつです。

火星にスペースXで作る宇宙船で移動し、
テスラのEVで火星内を移動。
火星での都市開発はボーリングカンパニーが行うんでしょうか。

そして火星に移住したら、そこの住人は
イーロンさんの元で変革した「Twitter」でコミュニケーション・・・。
火星と地球間で交信も考えてるでしょうか。

話が飛躍した?

もちろんまだまだ安心はできない

当然現在、Twitter社内はゴタゴタです。

25日夕方、社内で全社員参加の質問会が開催されています。

「株式報酬はどうなる」

「レイオフ(一時退職)があるのか」

Twitterの弁護士が発言中に泣いたなんて話もあります。

現職CEOは「レイオフはしない。年末までこのままいく」といっています。

おそらく順調にいけば年末には買収が完全に完了します
期間があるので、一体ここからどうなるのか?不安は多いでしょう。

また買収にかかる費用をイーロンさんが全額負担するのか?もまだ決定していません。
他の出資者が出てくるかもしれません。

イーロンさんが手を引いた場合は「違約金」をTwitterに払うことは決まっています。

買収撤回はないと思いますが、万が一があります。
そうなるとまたTwitterはバタバタです。株価もとんでもないことになるでしょう。

何よりTwitter社員は具体的な動きが見えていません。
いやおそらくまだイーロンさんの脳内のみです。

・投稿編集ボタンをつけるのか?
・Botアカウントは無くすのか?
・トランプさんのような「過激アカウント」は復活させるのか?

今年はTwitterに対してかなり注目度が高まる1年になりそうです。

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