東証再編だ

投資をしよう
この記事は約5分で読めます。
スポンサーリンク

4/4 ついに東京証券取引所が再編されます。

今まで東証市場の編成としては

・1部

・2部

・マザーズ

・ジャスダックスタンダード

・ジャスダックグロース

というモノでした。

これが以下に変わります。

・プライム

・スタンダード

・グロース

とてもスリムかつわかりやすくなりましたね。
正直、JASDAQって何?2部とかとなんか違うの?
って感じで見境無くなってきてたのでちょうどいいと思います。

商品の陳列とかでも、増やしすぎると購買意欲落ちるとかあるのでそれと一緒ですよね。うん?

「プライム市場」は、現在でいう1部市場のような位置付け。

「スタンダード市場」は2部、「グロース市場」はマザーズのようなものです。

このプライムには、1839社が上場。

現在1部市場に上場している企業の約85%に当たるとのこと。
ちょっと編成の効果に疑問視が出ますが、それは一旦おいておいて。

スタンダード市場には1466社。

グロース市場には466社がそれぞれ上場します。

影響はほんのちょっとではないか

この市場再編に伴って、算出されている「株価指数」に影響が出ます。

まず新しく指数が算出されます。

東証プライム市場指数

東証スタンダード市場指数

東証グロース市場指数

そして

2部指数

JASDAQインデックス

は廃止になります。

正直ほとんど見たことない。お疲れ様でした。

ただし

TOPIX指数
マザーズ指数

に関しては、指数構成銘柄を一部変更して継続。

日経平均株価

に関しては東証再編の影響を受けません。

(指数構成銘柄である225社は変わらずのため。)

なぜにこんな再編をしたのか?

東証1部と聞くと、すごい企業というイメージです。

事実「東証1部上場企業」というブランドイメージはすごいため、

この看板だけで採用がかなりやりやすいという人事担当の声があります。

しかし近年はこの1部上場のハードルが下がり、

小さい時価総額、少ない流通株式数である企業も多かったということがあります。

さらに上場後はなかなか未上場に戻したり、市場降格などもしないため、

「市場の新陳代謝」が働かないという問題もありました。

となると、「TOPIX指数」が問題になります。

この指数は「1部上場企業すべて」を対象にしていて、GPIFや企業年金など大きな金額を動かす運用機関も利用しています。

海外の投資家からも見られている指数です。

TOPIXを運用の指数に使うと、本来は1部上場にそぐわない企業にも投資することになり、

「市場としてどうなの?」ということになっていました。

企業からすれば、企業努力なしに、1部上場しているだけで勝手に投資金が入ってくるような感じですので・・・。

ということで、今回の市場再編です。

TOPIX指数は「流通株式時価総額100億円未満」の企業は段階的に

指数構成から外していきます。

2025年にはこの指数見直しが完全に完了する見通しです。

いきなり全部変えると運用機関などにも影響しますし、

該当する企業も溜まったもんじゃないだろうという「温情」を感じます。

一部からは今回の市場再編は「手ぬるい」「甘い」「結局変わらん」

という冷たい視線があります。(私もそう思う)

とはいえ、今回の再編を機に30年ほとんど成長を感じなかった「日本市場」の活性化を促そうという

東証の気概を感じることができます。

今回の再編で、

1部上場企業がスタンダード市場を選んだり

株主還元を強化したり、

プライム市場に「格上げ」したりと、色々動きがありましたので、

いい劇薬にはなったと思います。

ほんとの影響は数年後か

今回プライムに上場する企業中の16%ほどが「上場維持基準」を満たしていません

いわばこの企業群が「市場の歪み」の原因です。

ちょっと言い方がきついですが、「あんたらが原因やで」という企業たちは
是が非でも「プライム」という看板にしがみついてきたわけです。

往生際が悪いと言いたいですが、この企業たちもビジネスしてるわけですから
「プライム落ち」というレッテルをはられるとそれほど影響がでるという判断をしたのでしょう。

それほど「東証1部上場企業」という名刺はすごいということです。

とはいえ、計画書を出して「プライムにふさわしい企業になります」という宣言の中には
「いやこれテンプレかよ」というものや、
「夢見すぎ・・・」みたいなちょっと非現実的な計画を出しているところもあり、
本気度・市場との対話・上場という意義の認識・経営力などなど、かなり企業ごとに差があります。

さらに、その計画書は「こうやってプライム維持基準をクリアします。」
というものなのに「達成期日」の明記がありません

この実質無制限猶予。どうにかならなかったのでしょうか?

これが東証が緩いと批判された所以でしょう。

とはいえ結構「ガチ」で維持基準クリアを計画している企業を見つけたというアナリスト等曰く、
そういった「クリア目指すガチ企業」を基準に考えると
「2025年が目処」とのこと。

このタイミングで、しっかり経営改革・株価対策・基準クリアしている企業が「本物」になります。
その頃にはしっかり明暗が出ていることを期待したいですね。

そして投資家はこの「偽物」を淘汰せねばなりません。
十中八九、偽物は投資家を軽視しています。
そういったところへの投資はそういった企業を見過ごしている、許してしまっていることになります。

日本市場にとって良くないと思います。

日本市場の活性化を目指しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました