5年ぶりの保守政権、日韓は仲良くなれるか

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みなさん、ロシアとウクライナに目が向きがちと思いますが
お隣、韓国でも動きがありました。

大統領選が9日行われました。その結果、「ユン・ソクヨル」氏が勝利
5月から正式に韓国の大統領に就任します。

韓国の大統領は「5年1期」という任期で、再選しません。

現状は「共に民主党」の「文在寅(ムン・ジェイン)」氏が勤めていますが、
ユン氏は「国民の力」という保守系野党。
5年で与党が交代するというのは、珍しいそうです。

投票率は77%と、日本にいる私からすると十分に関心が高いなという印象。

ユン氏の得票率は48.56%
イ・ジェミョン候補は47.83%

実に僅差。ほぼ均衡だったという感じです。

おそらく与党に対する「対抗意識」の差でしょう。
今回の選挙は現状の政権に対する審判のようなものだったと思っています。

韓国、国内の問題山積み

文在寅政権では、対日外交がかなり強行的で、日韓関係は「戦後最悪」です。
徴用工や慰安婦問題での賠償請求で、日本製鐵や三菱重工が絶賛巻き込まれています。

さらに就職率の低下や、人口減少、高齢化で、世代間・性別間の格差が進行。
そこに不動産価格の急騰で、国民の生活が厳しくなっています。

この国内の問題に対する対処ができるかどうかです。

ムン政権はこれにうまく対処できず、畑から見ると、日本に八つ当たりしている状況です。

ということで、「反与党」の旗印だったユン氏に託すような状況になったのでしょう。

検事総長から、大統領へ

ユン氏は検事総長でした。

ムン政権の閣僚の汚職を追求するなど、
「改革」を掲げ、正義感のイメージが国民にはついたでしょう。

検事総長という椅子はムン氏から任命されたわけですが、
それでも政権の人間を追求したわけですから、国民からの支持は得やすいでしょう。

政治は初心者

とはいえ、逆にいえば「政は初心者」です。

これが吉となるか凶となるかは未知数です。

就任後は、バイデン大統領、岸田首相という順に会談をするということで発言がありましたが、
ロシアの戦争や北朝鮮のミサイルなど、厄介ごとが世界で頻発しており、
順調に事を進める調整ができるかどうかです。
閣僚・側近にいかに優秀な人員を置けるかどうか、人選も注目です。

課題は山積、どこから手をつける?

ユン氏はここから5年間、国の舵取りをするわけですが課題が山積みな状況です。

ユン氏は
・汚職の根絶
・社会正義の育成
・より公平な競争環境の整備
などを公約に掲げていました。

そのほか、
・対中関係の「リセット」
・北朝鮮への厳しい対応

また、
・性別や世代間の格差
・不平等の拡大
・住宅価格の高騰
という課題もあり、分断されている国をまとめるという難題にも対処せねばなりません。

はてさてはっきり言ってもう混乱ですが、どのように動くでしょうか。

まずは北朝鮮対応

まずはお隣問題でしょうか?

ミサイル発射や、核実験という相変わらずの問題児っぷりの北朝鮮。

ここに対処するため、アメリカや日本という同盟強化を進める必要がありそうです。

とにかく「日米韓の安全保障協力の強化」です。

ムン政権が一時破棄しようとした日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)も維持するとしています。
ユン氏は10日午前、すでにバイデン氏と電話しています。

国内問題が大きな壁

「不動産価格、住宅政策、雇用、税制が最大の国内課題になるだろう」という指摘がされています。

韓国大統領に尹錫悦氏、激戦制す 5年ぶり保革の政権交代
9日に投票が行われた韓国大統領選は、保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソクヨル)候補(61)が接戦を制し、当選を決めた。2017年以来、保守勢力が5年ぶりに政権の座を取り戻した。

ここはムン政権の批判の的となった部分であり、
「反与党」であったユン氏の勝利の所以ではありますが、対処が大変です。

現状は新型コロナの感染者が増えてきており、この中でどう舵取りを開始するのか?

・不動産価格をどのように落ち着かせるのか?
・国民の住まいをどのように確保していくか?
・若者の就職が難しくなっている現状をどう改善するか?
・高齢化や人口減少の中、税制をどう改革し税収を安定させるのか?

なんだか日本と重なる部分もありますが、これを5年でどのように良い方向へ持っていくか・・・。

難しい気もしますが、うまくいくと日本も参考にできるでしょうか。

どうなる日韓関係

気になる日韓関係の冷え込みの対応です。

昼間のニュースではよく取り上げられるやつですが、
直近の課題で言えば徴用工の賠償金でしょう。

資産の現金化なんていうことが取り上げられており、
これが進むと三菱重工などは損失になります。

そうなると、日本からは報復という動きになり、より関係が冷え込みます。

今の所、ユン氏の発言からは日韓関係に対する前向きな印象があり、
対応をうまく行ってほしいですね。

「日韓共同宣言に立ち返って・・・」という発言もあるので、
ムン氏のように昔を蒸し返して問題をややこしくすることがないようにしてほしいです。

懸念:気になる投票の中身

今回僅差での勝利でしたが、「本来であれば勝戦だった」という意見があります。

反与党の旗印であったユン氏です。
それに実際、ムン政権はうまくいっていません。
そのため、野党に得票を集約できたはず・・・。ですがそれがうまくいきませんでした。

ユン氏には「アンチフェミニズム」路線があるようです。

そのため、女性に対する公約も掲げていた李在明氏に20〜30代女性の票が集まりました。

この女性からの人気のなさをどう覆すか?
ここも今後5年の課題でしょう。

ここを間違えると5年後にまた与党交代になり、政治混乱の要素になります。

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