キャリア支援を進める企業:人材争奪戦

解説ほいほい
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7/5:日経新聞より

セブン、外国人店員にキャリア支援 3.7万人にIT・簿記
セブン&アイ・ホールディングスは、セブンイレブンで働く外国人約3万7千人の生活や人生設計を支援する。カードや住宅の契約を助けるため勤務実績を証明するデータベースを新設。プログラミングなど将来の就職に役立つ技能習得も後押しする。先進国を中心に生産年齢人口が減り始め、外国人材を呼び込む競争は激しい。日本で長く安心し...

セブンイレブン外国人店員向けに「キャリア支援」を行うとのこと。

ベトナム・ネパール・中国とアジア圏からの留学生の働き口になっているセブンイレブン。
セブンイレブンには3.7万人も外国人労働者がいるという。

場所にもよるが、特に都内のコンビニでは「外国人店員」が非常に多い。
私も都内の学校に通っていたが、
とあるセブンイレブン店舗は店長も含め、見る店員全員「外国人」だった。

当初は驚いたが接客は日本人と変わらないし、人によってはむしろ良い。
日本人店員よりフランクな人が多く、何回も通っていると話もする。
年々日本語がうまくなる店員もいた。

しかし、人にもよるが事情はさまざまだ。
確かに留学生として学校に通っている人がいる。
しかしその人は日本滞在中のお金は自ら工面しないといけない場合がある。
実家からの仕送りに頼れない場合もある。
そんな時必ずしも良いバイト先があるとも限らない。
日本語のレベルにもよるからだ。

そんな時、外人が多いコンビニは意外に心理的な抵抗がないのかもしれない。

私の学校にも外国人はいたが、
留学生として学校に通っているが、それと並行して家賃などのためにほぼ毎日働いている人がいた。
むしろ働く方がメインになっていて学校での集中力が落ち、居眠りし、遅刻も多かった。

休めばいいのに・・・とも思ったが、
どうやらお店側から「出てくれ」とのこと。

その人はまだ大丈夫だったが、外国人をめぐる雇用環境の悪さはよく聞く話だ。

日本語があまり上手くないことをいいことに、
雇用者側のいいように契約して、
最低賃金以下で働かせる。残業をさせる、残業代を払わないなどなど、
かなりひどい雇用をしている会社がある。

人によっては、海外から働きに来て「仕送り」している人もいる。
給料の半分以上を仕送りしている人もいるのだ。

そんな中、まるで道具のように留学生などを使っている雇用主がいるのだ。

嫌な話だが、実際「技能実習生」などでこの手の問題は多い。

「特定技能」という制度の新設により、
日本人と同等以上の給与・雇用体系を作り問題の改善かに見えたが、
実際はこの「特定技能」のクリアのハードルが非常に高く、
留学生や日本での労働希望者に本当に使いやすい制度なのか疑問だ。

実際、未だ特定技能による外国人労働者は少なく、当初見込み水準に届いていない。

労働環境の悪さはそのまま企業の首を絞める。

セブンイレブンもそうだが、外国人労働者はもうすでに大切な「戦力」だ。

日本は労働人口、若い人は増えていない。
人口減少も続く。
いくらデジタル化とは言え、人は必要だ。
そんな時、日本で働く良さが見えなければ「日本で働こう」とする海外からの労働者は増えない。

各国はこぞって国外からの労働力を呼び込もうと必死だ。

セブンイレブンは今回、
IT・簿記といった日本で働く上で有利になる資格取得支援、
さらに日本での暮らしを良くするために、
従業員にデータベースへ任意で登録してもらい、その情報を本人の信用情報にする。
外国人はクレジットカード登録住居契約がしづらいという不利益があり、
セブンイレブンでの取り組みにより、そういった生活利便性向上のための行動をしやすくする。

留学生などは、学校卒業時にそのまま「日本で働く」決断をする人もいる。
もちろん母国に帰る人もいるが、
企業からしてみれば、せっかく日本で働いて身につけた技能なら
そのままこちらで働いてくれた方が嬉しい。

より、外国人が日本で働く決断をしやすいように環境や待遇を良くする必要がある。

ダイバーシティ(多様性)というものを意識している面もあるだろう。

もちろん人によっては外人に雇用を奪われるなんてことを考える人もいるだろうが、
その風潮から外人排斥をして上手くいった事例がない。
むしろ近年のアメリカ(主にトランプ政権)の政治の混迷や、
ドイツの停滞(難民問題)、
さらに遡ってナチス。

他国民排斥の思想は社会の混迷につながるのではと危惧している。

多様なバックボーンを受け入れる寛容さこそ、低迷する日本には必要だと思う。

もちろん、自国民への支援や整備も忘れてほしくはないが。

現段階では、外国人の労働環境がまだよろしいわけではないので
より良い整備をしてほしい。

私のお友達の中国人は、ひとりは「日本で働く」と言っていたが、
ひとりは母国に帰ってしまった。
授業に遅刻していたり、居眠りしていた人だ。

どんな思いを持っていたのかはわからないが、日本では働けないと思ってしまったのだろうか。

せっかく日本語も上手くなっていたのに残念だ。

今は中国人よりも、ベトナム人が非常に多い。

中国人は今やアメリカに留学に行く人が多い。
中国は経済的には日本より成長が早い。
「日本にわざわざいくメリットがない」という。

東南アジアの人々から見放されないような環境が必要だと思う。

人材争奪戦は、今後より勢いを増すだろう。

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