任用という雇用形態

解説ほいほい
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皆さんは「任用」って知っていますか?

採用ではない、任用(にんよう)です。

公務員でよく使われる言葉ですが、以前は全く気にならなかったのですが、これがどうやらややこしくずる賢さすら感じるもののようで、

教員やろうと思っている私からすればまた1つ疑念・不信感・やる気をなくす懸念点を見つけてしまいました。

教員も公務員の枠組みで、教育公務員なんて言われます。

公務員は会社員とは違うので、公務員特有の決まりがあります。

公共のために働くわけですから、色々と制約があるんですね。

地方公務員法とかね。

教員も然りで、職務専念とか兼職の制限とか、色々お決まりがあるわけです。

しかし、そこはいいとして、「任用」という言葉が引っかかりますね。

これはいわゆる「非正規公務員」というやつです。

日本で度々問題視されているものです。

公共のために行われている職務・サービスを行っている職員が、あの人もこの人も非正規採用というやつです。

日本は派遣社員やパートが多いわけですが、公務員も同じ。4割は非正規なんていう統計もあります。

3〜4人に1人は非正規採用。かつ時給換算すると900円以下。なんていう働き方をしている人が、生活相談とか就労支援とか、保育や教育、地域支援をやっているわけです。

なんということでしょう。公務員もいわゆるエッセンシャルワーカー。

その必要な仕事をしている人が安い賃金で働いているわけです。

そして任用。最近は会計年度任用なんてものも登場していますが、要は1年以内で一旦職を失うわけです。

教員も、本採用試験に落ちた志望者は、リンサイになって教員をできます。

しかしこのリンサイを正式に言うと、臨時的”任用”教員。

この任用、法的には雇用ではないそうです。笑

はい?と思いますが、簡単に言うと、「そこで働いて、よろしく」という、上からの指令のようなもののようで、双方合意の労働契約とは扱いが異なるとのこと。

労働基本法などの対象外になることもあるとか。でも地方公務員にはなるので公務員法は適用される、、、。

なんだか難しいことになってきましたが、問題点としてあげられるのは対等な関係による雇用ではないということ。

かつ公務員なので交渉という力がありません。

「ストライキ」はできないというやつですね。公務員はストライキしちゃダメでしょ、的な考えは日本人はあるかと思いますが、アメリカは教員ががっつりストしてます。諸外国は教員はじめ公務員もストライキするんです。権利があるわけです。

ミャンマーで軍事政権のクーデターがありましたね。あの時役所の人がクーデターを批判して仕事をしない、来所しない行動を取り、行政が大変なことになってました。(違っていたらすみません。)

ですが、日本の公務員はこれができません。

処遇改善とか物言いができないんですね。

非正規公務員も同じ。

例え、昇給が無かろうと、残業が多かろうと、ボーナスが少なかろうと、基本給を削られようとも、訴えは無理です。

しかし、同一労働。正規採用者と仕事は一緒。人によっては”できる”からと仕事がめっちゃ回されるかもです。

しかし、非正規、任用者の人は昇給がありません。

同一賃金の名目で、ボーナスがでるようになったものの、公務員の賃金の財源は「税収」です。限りある財源から公務員の皆さんに給料を出す、かつ今までは払っていなかった非正規にもボーナス出せ、となったわけです。

結果、ボーナスは出ました。

しかし、基本給を削られプラマイ0です。

教員は、残業削減、校務効率化など働き方改革、ブラック教員のイメージ払拭を目指していますが、そもそも聖職意識が強いので、相変わらず仕事はおおいです。

子供のためというお題目。さらに最近はプログラミング教育、個別最適な学び、令和型教育、改革に改革、教育改革。

ビルドビルド&ビルドです。

やることたくさん、かつ人手不足で毎日残業です。

そして給特法で残業代は固定です。

そしてあくまで教員の「自己判断」で残業していることになっています。校長命令とかではありません。

1年以内の任用で、かつ次も仕事に就けるかは分からない。

昇給はない。

働き方に対して声は上げられない。

仕事は同じ。

しかし正規ではないので、肝心な重要なところでは蚊帳の外。

残業は常態化。そのため自由な時間は少なく、スキルアップやら何やらに回す時間はない。

結果、非正規な職場にしがみつく人が多い。

自治体の限りある財源の調整弁のような使われ方をしているわけです。

公務員、しかし不便。

公務員は安泰・安定なんていうのはまやかしです。

公務員の実態を見ると、「日本の安さ」を象徴するようです。

公共のための大切な仕事をしている、地方・国に貢献している人たちが、その人たち自身の生活は全く保証されていないという、悲しいリアルです。

一体何のために働いているのか。

わたしはほんとうにそこに進んでいいのか。これが私のしたいことなのか。そんなところに飛び込んでいいのか。

私はそれで幸せか。

この状況を打開できるほどの気概がわたしにあるのかどうか。

なんとも不安になるものを見てしまいました。

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