自己投資・自己啓発。成長に疲れた。

社会不適合者ガレージ
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世の中は常に流動的。

昨日までの常識が一瞬にして通用しない世の中に。

会社は常に利益を求め、あれやこれや手を尽くしてビジネスをする。

労働者も同じ。社員である以上、会社の求める労働力を提供しないといけない。

とはいえ必ずしもマッチしている人材とは限らず、利益を計上するために、コストカット要因としてリストラされる場合も。

さらにリストラとはいわず、キャリア支援とかネクストステップとか、言いようを変えて、退職を促してくる場合も。

とにかく常に成長を、変化を、さらなるスキルアップを求められる時代。

そこに終わりはなく、時代の変化に合わせて常に行われる無限ループ。

とはいえそれは経済成長というもののおかげ。

労働生産性を上げろ、給料を上げろ、売り上げを伸ばせ、世界で存在感を、残業を減らせ、専門性を、どれもこれも経済成長を前提にしている。

経済が成長すれば、収入が増える。経済が成長すれば、豊かになる。もっと国民が幸せになる。

しかしその過程は残酷であり、競争そのもの。

最近は副業や学び直しというものが、やたらと推奨されています。1つの仕事の収入では限界があり、不安定。だから他の仕事を持とう。スキルを活かそう。ないなら身につけよう。

一生涯で1つの仕事をやり通すのは、この変化の激しい時代には難しい。どこかで転職などがあり得る。だからその時のために、新たなスキルや知識を学び直しで身につけよう。そしてまた新たな仕事をしよう。

こんなところでしょうか。

ですが、副業を果たしてどれほどの人が全うできるのか。そもそも副業する時間はあるのか?ないなら作ればいい?そんな余裕があるのかどうかです。

肉体的にキツい人もいれば、メンタル的に現在の仕事で手一杯。家帰ってからまた仕事?ムリ。って人は少なくないはず。

スキルを身につける?学び直し?

何をすればいいと?変化が激しいという時代に、これから使えるものを選択して自ら学べと?

どれを学べばいいのかさっぱり分からん。

プログラミング?ノーコードとか出てきている時代に?

経営とかですかね。起業家とか大学院卒がたくさんいる高度なところに自ら飛び込めと。

学び直しという聞こえはいいものの、随分と丸投げ感と自己責任感が強い。

職業訓練とかありますが、結構狭いですよねあれは逆に。

いやに電気工事とかWebデザインとか専門職ばかり。

しかもwebデザインに人口が集中しすぎて、電気工事とかはかなり手薄だそうで。

しかも訓練給付とかは一定の職歴がある人には出ますが、私のようないわゆる早期退職には、条件が絶望的に厳しい。

学び直しや副業というものは一見平等に見えますが、実際に取り組んでいる人や成果が出ている人は、年収1000万円超えの人が多く、年収300万円レベルに至ってはほぼいない。なんていう調査結果もあります。

年収が高い人ほど、仕事に余裕があるというのはよく聞く話で、学び直しや副業にあてる時間や心のゆとりがあるのでしょうか。

優秀さや効率性が違うのか?年収が高い人はやはりそういう人で、だからこそ副業も成果が出るし、学び直しにも貪欲かつ積極的なのか?

私はそうは思いません。

いわゆる能力主義、エリート思考は辞めた方がいい。

それやっていると自己嫌悪になります。

いわゆる成功者はそういう環境にいただけです。

会社を起業したり、いわゆる幹部クラスにいる人は、頑張ったからそうなったとか、評価される行動や成果を自ら挙げたみたいなことを自伝的かつ自慢げに話しますが、そうではない。

親がそもそも事業家とか、そういう一家だった。家庭収入が元々高く、海外の大学院に行ける余裕があった。

教育熱心で本人が望んだに関わらず私立の中高一貫に入学している。

知能指数は元々高かった。

上げるとキリないですが、要は環境条件が揃っていただけ。

努力や頑張りでどうにかなるもんじゃないということ。

もちろん本人は頑張ったのでしょう。

しかし、それが全てではないということ。

私はこんな感じだった、だからこうした、こんな苦労があった、でも乗り越えた、だから今はこう。みたいな自己啓発がよくありますが、それはそれ。

他者には他者の環境や状況があります。

当てはまることはない。

つまり、いくら副業やらスキルアップ、学び直しを推奨されたとて、本人の環境が、それをできる状態でないと、もっといけばそういう星の元に産まれていなければ難しい。

世の中嘆きみたいになってますが、私は自己成長論とか自己責任論、能力至上主義が全く腑に落ちないだけです。

あなたの体は親からもらっただけ。脳も同じ。ここまで成長したのは周りの大人がいたから。今いる場所もほとんどが周りから支援のおかげ。

それをさも自分の努力が故、自身の能力が故みたいに吹聴し、だからお前もがんばれ、もっと成長しろみたいに言うものが、私にはムリ。

それが仕事に関わると、結局のところ経済成長に行き着くのでさらにムリ。

永続的に成長し続けるなんてできるんでしょうか。

日本はすでに30年も停滞しているのに未だに物価上昇2%目標です。

そんなに上げたいですか?そんなに世界でシェア取りたいですか?

物価が上がって、給料が増えて、世界に誇る大企業ができて、私はその時果たして豊かでしょうか?

おそらく今のアメリカみたいな感じを想像すれば分かりやすいでしょうが、そのアメリカはどうでしょう。

たしかにビリオネアはいます。しかしそれは大企業の経営者ばかり。

一方、議事堂占拠、BLM、人身売買、経済格差、若者の多額の奨学金。

人種差別に貧富の差、仕事の揉め事から、人権の揉め事まで、はてさて我々日本はアメリカのような国を目指しているわけで、あぁなりたいのか、へぇー、と。

成長って何なんでしょうか。

私はもう疲れた。

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