教育実習って何をするのか。
知らない方、またこれから教育実習へ行く方へ。
そして教育実習で私自身が学んだことを綴ります。
教育実習先を決める
基本的には実習先は母校という形が一般的です。
しかし場合によっては、
- 自身で希望の学校へ申請する。
- 所属校(大学)が一括でお願いする。
ということもあります。
私の場合、小学校で教育実習をする際は地元の母校に。大学から受け入れのお願いを。
特別支援学校で教育実習をする際は、母校がないので自分で探します。
5、6件断られました。自分で電話しましたよ、もはやテレアポ。
実習先の学校とは、実習前の事前面談やスケジュールの打ち合わせという
堅いイベントをこなします。
忙しいのはわかっていますが、電話してるのに、全然決まらない日程。
事務室の不親切な対応。
イライラする面もあります。しかし!・・・
基本的に現在の教育実習は「実習をさせてもらっている」というスタンスです。
(このスタンスが嫌い)
波は立てないように。
都内の大学へ進学中、実家をでて大学へ来ている方は、
実習先が母校の場合、実家へ戻るということにもなります。その辺も考慮しましょう。
実習をする上での注意点
私が感じた注意点をあげていきます。
個人によって感じ方も異なると思いますが・・・
- 朝の寝坊リスク(今のうちに生活リズムを整えましょう)
- 持ってないやつ(エプロンとか使います、給食で。揃えよう!)
- お財布事情(実習中はバイトできないよ!)
- SNS(無闇に特定されることしない。)
- 指導案(パソコンあった方がいい、マジで)
- 日誌という天敵(これがきつい、手書きやぞ。)
- 担任という運ゲー。(これで実習の良し悪し決まる)
とにかく初めての教育実習は何もかも不安・緊張だと思います。
それはもう、しゃーない。
とにかく、先輩・先生・実習先に不安なこと・不確定なことを確認すること。
とある日の流れ
書きたいことはいろいろありますが、
とある日の流れを見せた方が早いか。と思い、「とある実習生の実習日記」をお送りします。
朝:起床(5:30)

うぅぅ、ねむ・・・。
家を出る(6:30)
単純に朝の準備が遅い・・・
学校到着(7:30)
大体この時間に学校が開く
この時間にやることは特にありませんが、
指導案を考えたり授業の準備したり、着替えたり、いろいろします。
実習生ですからね。遅く行くよりはマシだよね。というスタンス。
子供たちが登校(8:00〜8:30)
登校時は正門前に行くなりして、お出迎え。
授業の開始(9:00〜)
授業が始まる時間は学校によると思いますが、
始まったらそこからは基本的に自由時間はありません。
すごいとこだと、トイレにすらいけません。前もってトイレ済ましとこう。
(膀胱炎は職業病)
終業(15:30頃)
子供たちが帰る時間です。これも学校により多少前後したり、学年によりますね。
さてここからが本番ですね。
残業(16:00〜)
ここから指導案を作ったり、授業準備したり、日誌書いたりします。
実習校によりますが、17時に帰れるとこもあれば、22時までなんてこともあります。
実習生は何をするのか
いちばんのイベントは「研究授業」です。
- 指導案を作る
- 教材を準備する
- 授業を実際にする
- 協議(先生方に評価してもらう)
研究授業は自分がメインで授業をします。
準備は担任の先生が手伝ってくれますし、指導案も添削してくれます。
指導案というのは、仕事でいう案件の提案書ですかね。企画書かな。
こういう授業します、流れはこんな感じ、ここはこういう狙いがあって、
最終的にはここを理解してほしい、授業中はこういうものを使います。
みたいなことを書いてます。(ざっくり)
教材というのは、授業中に使うものです。
子供に配るプリントとか、算数で使う定規とか。
黒板に貼って使う資料とか、
パワーポイントで準備する人もいますね、当日チョーク使いたくない人とか笑
それで実際に授業やってみて。
そして、協議(17時すぎとかに。)
学校によると思いますが、
研究授業のあとに行う「研究協議」では、
とりあえずいいところを言ってくれる場合と、めっちゃダメ出しされる場合があります。
気をつけよう。
研究授業は、教育実習における最大の評価ポイントです。
教師のメインの仕事が「授業をする」ことである以上、
教師の評価も「授業力」が重要であるはずです。
教育実習においては、
研究授業のためにその当日まで過ごすようなものです。
子供たちにとっては、1日の中の1つの授業に変わりありませんが、
実習生にとっては、教育実習で学んだことを、
存分に生かす発表の場でもあります。
他の先生も見に来ます。(私は10人くらい見に来たw 教室後ろパンパン)
研究授業は、教育実習生が実習期間中に、
「授業中」という場面で、唯一「主役」になれるときです。
もちろん、授業中なので「児童生徒のため」ですが。
見に来た先生たちは、実習生がどんな授業をするかを見ていますし、
授業を受けている子供も、なんとなくわかっています。
この状況は明らかに、実習生がメインです。
つまり、楽しんだもん勝ちです。
研究授業で何をするかは先生と相談です。
研究授業以外も授業をするので、「手応えのいいやつ」にするか、
研究授業を先に決めて、その科目に慣れる。なんてことも。
- 初日に研究授業は「国語」に決定。
- 1週目に授業をたくさん見る
- 2週目に複数の科目で授業をやってみる
- 3週目は「国語」を何回か担当
- 4週目に研究授業
私自身はこんな流れでした。
実際に経験をして・・・
学んだことを挙げていきます。
- 教員はブラック、これは間違いない
- 残業は当たり前
- 働き方改革、する気なし
- 紙の使用量がエグい
- アナログ(紙、紙、紙、紙、メール、紙、紙、紙。)
- 時間無い
- 運動量はすごい(階段、体育など)
- 教員はピンキリ(パリピ〜コミュ障まで。)
- 会議長い
学校にいる方々は、世間から「ブラック」と言われていることを知っています。
しかし、「働き方改革」「ワークライフバランス」とは程遠いです。
もちろん、改善したい人・するべきと思っている人がたくさんいます。
定時で帰る人もいるし、育休とる人もいる。
男女比が偏るわけでもなく、若い人が多いところも。
しかし管理職の方々が動かないと、影響は小さいです。そして学校による。
ノー会議デーなのに残業します。
子供が帰宅した後の45分休憩中にテストの丸つけします。
(そもそも休憩が子供が帰った後。ここだけ、休憩してる)
現場はこんな感じです。
やはり、一般企業とは文化が違います。
そりゃそうですよね、学校ですもん。
しかし、学校を変えようとしている人たちもいます。
若い人に多いようです。
そして、教員をしている人たちは
学校が好き、子供が好き、何より教師という職に「やりがい」を見つけます。
仕事が多い、勤務時間が長い、昇進が遅い、昇給が遅い
評価がわかりにくい、フィードバックがない
子供の減少、先生の減少
問題点は山積みです。
しかし現職の人はこぞって、
「やりがいはピカイチ」と言います。
もしかしたら、
仕事に最も「誇り」を持っている人たちかもしれません。
コメント
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