Bitcoinの勢いが弱まりません
イーロンマスク氏のテスラがBitcoinを買ってから、余計にBitcoin熱が高まったように思います。
Bitcoinは500万円を超えたわけですが、今はバブルと言えるのでしょうか?
仮想通貨バブルと言えば2017年ですが、その時とは明らかに様相が異なります。

Googleトレンドではかなり顕著です
2017〜2018年付近の検索数が尋常ではありません。
芸能人の話でもよく聞きますが、吉本の楽屋で仮想通貨の話で持ちきりだったそうです。
ですがその時はすでにバブル
「バブルをどう見極めるか?」ということに、「投資関連の話をしたことない人が話し出したらバブル」みたいな判断材料があります。テレビで投資の話題が出始めた時も怪しいですね。
現在はどうでしょう?
コインチェックのCMは最近始まりましたが、それほど盛り上がりを感じません。
盛り上がりというのは、投資界隈ではなく、投資にあまり関心がない層での盛り上がりです。
2/15で日経平均株価は終値で3万円を突破。Bitcoinも500万円超え。
コロナショックなんて無かったかのような高値をつけているわけですが、そこまで話題に上がりません。
2017年、当時は群がって買っていたのは「個人」。吉本の楽屋からも買っているように、個人の財布から購入されていたわけです。個人の購入というのはとてつもない話題性を持ちます。
最近のゲームストップ急騰事件も、買いに向かっていたのは個人です。
個人の熱狂はしばしば「バブル」を生むという印象を受けます。
しかし、現在の高値突破は「個人」とは言い難いでしょう。
仮想通貨で言えば買っているのは「機関」です。
テスラ・マイクロストラテジー・スクエアなどの企業はもちろん、大学のファンドも購入しています。
大きい財布をもつ所が、Bitcoin購入に動いているわけですね。
目的としては、「資産の多様化」「利益の最大化」「価値保存」といった所でしょう。
カネ余りと言われている現状で、インフレを懸念している機関投資家たちが、余ったお金を預金ではない場所へシフトしています。
新しい資産の振り向け場所として、仮想通貨が選ばれたことになります。
仮想通貨はまだ値動きが荒く、決済手段としてはまだ未熟です。
しかし、資産の1つとしては信用を勝ち得たのかもしれません。
とはいえ、テスラも15億ドルBitcoinを購入したわけですが、テスラの総資産でみれば1%にもなりません。
「持たざるリスク」を考えた上での行動にも見えます。
これからも、企業による仮想通貨購入があるかもしれません。
Bitcoinとしてはポジティブなことですが、それは現在の通貨に対する懸念でもあります。
とはいえこの流れはコロナ渦中では止まらないでしょう。
終わった後にバブルと気づくのがバブルです。
コメント