996:中国の栄光はどこまで続く

解説ほいほい
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世界第3位の経済大国、日本。
しかし、かつては2位、いや1番だった。
「アメリカに追いつけ追い越せ」、いやもはや日本は世界一!
そんなバブルをあっと言う間にすぎ、
アメリカは今や世界の覇者。

そしていつの間にやら日本を抜き去った超大国、中国

人多い
でかい国土
餃子・ラーメン・中華うまい、
中国4000年の歴史
眠れる虎
一人っ子政策
三国志
キングダム、、、

中国に関して何かと我々は知っている感はあります。
そりゃそうだ、漢字使ってるし、お隣だし。

しかし、我々は中国語話せないし、ぶっちゃけ行ったことないし、
というかでっかいスーツケース持ってきて爆買いしてめっちゃ公共の場でうるさい、
そして空気汚い、黄砂…みたいなイメージしかない。

さてさて経済ランク2位の中国の今は、いったいどうなっているのか。

簡単だ、とんでもないことになっている。

今や人口は14億人。インドが迫ってきているとはいえ世界一の人口を誇る。

そして超キャッシュレス、を飛び越え、もはやほぼオンライン管理。
通貨どころでなく、
自分のパーソナルデータを全て提供して、「信用」という形で生活をさらに便利にする。

信用が高い行動をすると、
融資が降りる・給与が上がる・恋人候補とマッチングなど、
なにかと良い方向へいく。

教育もすごい。今はもはやハーバード大学ではない。

清華大学だ。

北京大学だ。

トップレベルの頭脳、とんでもない予算の研究、論文発表も世界トップレベル、
エリートという名を欲しいものにしている。

アメリカや、ヨーロッパの有望・有力な会社へ、
この中国エリートが就職して、
技術を学び、そして本国へ帰り、会社を興したり社会へ貢献したりする。

結果、アリババテンセントDiDiバイドゥバイトダンスなどなど、
アメリカにもはや肩を並べるスタートアップ・大会社を産んでいる。

そしてなんといっても政治

中国共産党がぐいぐい力をつけて、
毛沢東
鄧小平
江沢民
胡錦濤
順調に継承されてきた中国共産党の集大成を「習近平」総書記が、いままさに成そうとしている。

それはつまり「世界の雄」に中国が立つということだ。

国内でキャッシュレスを促し、通貨を管理している。
そして世界各地で事業支援など、国家支援をしている。
社会主義国家とはうまくやる。
経済もうまくいき、中国のマネーパワーもあるので国債も買われる。
中国人民元がもはや米ドルに匹敵する影響力をもっている。
基軸通貨が元になるのでは、とまで言われている。

つまり「世界の貿易を支配できる」。

国連などの、世界の中枢のトップにも中国人がいる。
WHOトップがコロナ流行時、中国の○と言われていたのは、あれは序の口だ。

もはやどこの国も中国を注視している。

中国は共産主義、いや見方によっては独裁国家だ。
シンガポールなどの独裁国家とは違う。

中国共産党という圧倒的政党により、完全支配だ。

つい最近式典があったが、
その式典を取材した記者からは、「北朝鮮に似てきた」という言葉まで出ている。
どこか洗脳じみた、行き過ぎとまで思える国家総動員の、中国大躍進政策を行なっている。

一方、
新疆ウイグルの強制労働「ひとつの中国」という名目による香港支配
台湾への圧力民主主義国家への高圧外交国民の情報統制など、
日本はじめ民主主義国家の人からすると、あまり受け止めきれないことも行われている。

中国国内ではGoogleは使われていない。検索は国内の会社のプラットフォームを使う。
さらに中国で、「天安門事件」と検索してもなにも出てこない。当局が管理している。

つまり当局、中国共産党にとって不都合なことは国民には届かない。

香港の蘋果日報(アップルデイリー)が廃刊になった。
これもこの会社が中国共産党批判、民主化運動の旗印だったからだ。
会社の口座を凍結され、社員に給与が払えず、もはや運営ができなくなった。

日本の当たり前、「報道の自由」すらもない。

先日の共産党式典でも、
参加者は各国の記者からの質問に迂闊に答えられない。
自分の発言が、「中国共産党批判」と受け取られたら、捕まってしまうからだ。

中国が諸外国に高圧的だが、アメリカなども中国に対してかなり厳しい。
これは民主主義国家が、共産主義にお株を奪われるという危機感があるからだ。

中国対アメリカはつまるところ人間世界が、
「民主主義」か「共産主義」どちらを選択するのか?というバトルなのだ。

そんな中国国内でも「不満」はフロスのようにじわじわ出ている。

そのもっともわかりやすい例が「996」

これは悪魔の数字とかそういうものではない、簡単だ。

「朝9時〜夜9時まで、そして週6日働く」

ということを言っている。わお、がむしゃら。

中国は世界的に見ても超学歴主義、いや能力主義、エリート主義だ。
共産主義だが、社会主義資本経済みたいことをやっている。

がんばれ、そうすれば報われる。みたいな世界だ。

そのため、とにかく幼少期から「塾」やら「習い事」をして、
勉強勉強勉強、そして受験。
良い大学に通い、留学して、そして就職。
それから会社でも成果を出すために、労働労働労働。

その生活を「996」で表している。

なんだか親の話できく日本のよう。
そしてその生活についていけない若者が、中国国内にもいる。

その人たちを「寝そべり族」と呼ぶ。

45分働き、10分休む。そんな風に働きながら、
結婚もせず、子もなさず、1人で暮らし、消費も最低限に、無理せず暮らす。
という、わりと私も共感できるスタイルをしている。

中国では日本でいうAmazonプライムデーのような時があり、
その時は街の至る所で販促活動が行われる。
その時はものすごいお金が中国国内で動くのだが、
寝そべり族はこの「消費促進キャンペーン」も冷めた目で見ている。

中国共産党としては、これはあまり好ましくなく、
もっと働け、そして消費しろ、そして中国経済を活性化しろ!なわけだが、
寝そべり族はそもそも共産党員ではない。あまり政治に関心がないのだ。

これは明らかに力で押す政治が限界に近づいているサインではないか?

「もっと上へ、もっと上へ」はいつか力尽きる。
隠そうとするものは必ずどこからか漏れる。

中国という歴史は、たしかに全て繋げれば4000年の歴史だが、
今の中華人民共和国は1949年建国だ。
つまり100年たっていない。
そして100年以上続いた中国国家は稀だ。

果たして今のようなやり方で100年いけるかどうか。

最後に私の好きな言葉を紹介しよう

「以徳勝人者昌、以力勝人者亡」

(徳をもって人に勝つ者はさかえ、力をもって人に勝つ者はほろぶ)

八木亀三郎

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